Wispr Flowはオフラインで使える?
Amnisチーム・2026年3月18日・2026年9月28日 更新
結論から言うと、オフラインでの文字起こしはできません。Wispr Flowで話した言葉を文字にするには、対応するどの端末でもインターネット接続が必要です。公式のヘルプセンターにそう書かれていて、データ管理のページでも、文字起こしは常にクラウドで行うと説明しています。電波のない場所でも書き続けたいなら、手元の端末の中で文字起こしをするアプリを選ぶ必要があります。その場合も、どの端末が対象なのかは確かめておきましょう。
Wispr Flow自身の説明
Wispr Flowは、仕組みをはっきり公開しています。ヘルプセンターには文字起こしにはインターネット接続が必要と書かれています。データ管理のページでは、文字起こしは常にクラウドで行われると説明しています。その理由はプライバシーのページにあり、最高の速さと精度を提供するため、としています。
Wispr Flowは、速さと精度のためにクラウドで処理すると説明しています。その代わり、ネットにつながっていなければ、声を文字に変える場所がありません。
通信が切れたらどうなるか
とはいえ、接続が途切れたときの備えはあります。ヘルプセンターに書かれている内容をまとめると、次のとおりです。
- オフラインで始めようとした場合。 Androidでは、完全にオフラインの状態だと新しい音声入力を始められません。同じページには、オフラインでの文字起こしには対応していないとも書かれています。
- 話している途中で電波が切れた場合。 iPhoneでは、途切れたあとも続けて文字起こしをし、仕上がった文章をいつもどおり入力するとしています。Androidでは録音が保存されることがあり、つながり直したあとに履歴から再試行できます。すでにクリップボードにある文章は、オフラインでも貼り直せます。ただし、保存されなかった音声は再試行できません。
- 会議の場合。 MacとWindowsで使える会議機能のNotetakerは、オフラインになっても録音を続けます。音声は端末に記録され、オンラインに戻ってから文字起こしされます。
つまりWispr Flowは、場合によっては、接続が切れても音声を残しておけます。ただ、文字起こしそのものはクラウドで行われるため、オンラインに戻るまで待つことになります。
オフラインの音声入力が必要になる場面
ふだんはネットにつながっているので、気にする機会はあまりないはずです。困るのは、たとえば次のような場面です。
移動中。 トンネルの多い区間を走る新幹線、機内モードにした飛行機、接続が不安定なホテルのWi-Fi。出張の移動時間に書きものを片づけたい人にとって、電波が弱くなったところで止まる音声入力は、作業そのものを止めてしまいます。
制限の厳しい社内ネットワーク。 会社によっては、通信をVPNやプロキシ、フィルタリングに通しています。Wisprのトラブルシューティングのページでも、こうした仕組みは一部のWebサイトが開けていてもFlowに影響することがあると説明されています。社内で使うつもりなら、導入前に情報システム部門に確認しておくと安心です。
端末内で文字起こししたい場合。 日々の音声入力は、自分の端末の中で文字にしたいと考える人もいます。これは好みの問題で、クラウド型のツールの良し悪しを決めるものではありません。Wispr FlowもAmnisもプライバシーに関する設定や方針を公開しているので、選ぶ前に両方に目を通しておくことをおすすめします。
Amnisはオフラインで使える?
Apple silicon搭載のMacなら使えます。AmnisはMacの中で声を文字にするので、Wi-Fiを切っても書き続けられます。飛行機の中で話しても、文字はカーソルのある場所にそのまま入ります。
ただし、ダウンロードの前に知っておいてほしい制限があります。
- セットアップにはインターネットが必要です。 サインインを含め、最初のセットアップは通信できる環境で行います。済んだあとは、音声入力は通信なしで使えます。
- クラウド高速化を使うかどうかは選べます。 Macでは初期設定でオフです。オンにすると、処理を速めるためにクラウドを使うので、通信が必要になります。
- 無料プランでは、AI整形をクラウドで行います。 無料プランは音声入力が無制限で、AI整形は週2,000語まで使えます。このAI整形は当社のサーバーで行うため、オフラインのときは話したままの文字起こしが入り、整形はされません。Proなら、AI整形もMacの中で行えます。
- ほかの端末はクラウドで仕上げます。 Intel搭載のMac、Windows、iPhone、Androidでは、クラウドで仕上げます。
まとめると、通信なしで音声入力できるのはApple silicon搭載のMacです。Windowsとスマホは、クラウドで仕上げます。出張の前に一度Wi-Fiを切って話してみれば、つながっていないときの動きを先に確かめておけます。
Amnisがクラウドを使うときは、そのリクエストに必要な音声、文字起こし、パーソナライズ情報だけを送ります。処理を担う事業者が、運用やセキュリティのために短期間のログやキャッシュを保持する場合があります。お客様の同意なく、内容をモデルの学習に使うことはありません。履歴は暗号化されて端末に保存され、ご自分で決めた期間で自動的に消えます(初期設定は30日)。声紋をつくることもありません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
どちらが合うか
どちらのアプリも、基本の役割は同じです。話せば、いま使っているアプリに文字が入ります。どちらもMac、Windows、iPhone、Androidで使えます。この記事の問いに限って言えば、違いは明快です。通信がない状態で文字がほしいとき、Apple silicon搭載のMacで使うAmnisなら書けますが、Wispr Flowでは書けません。
Macでオフラインの音声入力が必要なら、Amnisを試してみてください。音声入力は無料で無制限、AI整形は週2,000語まで使えます。カード登録も不要です。
くわしく見比べたい方は、AmnisとWispr Flowを比較したページもどうぞ。
よくある質問
- Wispr Flowはオフラインで使えますか?
オフラインでの文字起こしはできません。ヘルプセンターには文字起こしにインターネット接続が必要とあり、データ管理のページでは文字起こしは常にクラウドで行うと説明しています。接続が途切れても音声を残しておける場合はありますが、文字になるのはオンラインに戻ってからです。
- 音声入力の途中で接続が切れたらどうなりますか?
iPhoneでは、途切れたあとも続けて文字起こしをし、仕上がった文章を入力するとWisprは説明しています。Androidでは録音が保存されることがあり、つながり直したあとに履歴から再試行できます。完全にオフラインの状態では、Androidアプリで新しい音声入力は始められません。
- Wispr FlowのNotetakerは、ネットがなくても録音できますか?
できます。MacとWindowsで動くNotetakerは、会議の途中で接続が切れても、オフラインの状態で始めても録音を続けるとWisprは説明しています。記録された音声は、オンラインに戻ってから文字起こしされます。
- Amnisはオフラインで使えますか?
Apple silicon搭載のMacなら使えます。通信がなくても、Macの中で声を文字にします。無料プランではAI整形をクラウドで行うため、オフラインのときは話したままの文字が入ります。ProならAI整形もMacの中で行えます。Intel搭載のMac、Windows、iPhone、Androidはクラウドで仕上げ、サインインとセットアップにはインターネットが必要です。
- Amnisが音声入力の内容をクラウドに送るのはどんなときですか?
クラウド高速化をオンにしたとき、無料プランでAI整形を使うとき、そしてクラウドで仕上げる端末(Intel搭載のMac、Windows、iPhone、Android)で使うときです。送るのは、そのリクエストに必要なものだけです。事業者が短期間のログやキャッシュを保持する場合がありますが、同意なく内容をモデルの学習に使うことはありません。